【完全保存版】ジャカルタの交通事情&渋滞情報まとめ!

「ジャカルタの市内は何で移動するの?」

「便利な移動手段を教えて!」

「乗り方も教えてほしい!」

 

ジャカルタは徒歩圏内で歩いて移動できる場所は少なく、ジャカルタ中心地を離れると歩道がきちんと整備されているところはとても少ないです。細い道路では人と車やバイクがスレスレな状況もよく見かけます。

ジャカルタ生活が始まったら、通勤手段、移動手段もある程度決まってくると思いますが、今回はジャカルタには一体どんな乗り物があるのか、また渋滞の状況はどのくらいすごいのかを紹介していきます。

それぞれの交通手段の乗り方も解説していきますので参考にしてくださいね♪

ジャカルタの大きさは?

まず移動手段を確認する前に、ジャカルタの大きさをざっくりと抑えておきましょう。

大きく東西南北、中央のエリアに分けられ、土地面積は661.5 km²の大きさの都市です。

東京都の大きさが622 km²なので、東京が丸っとすっぽり入るくらいの大きさですね。

道路の整備が進んでいる地域、まだまだな地域が混在しており、近くに大きなモールがあるのに小さな道路しかまだ開通していないなど、アンバランスさを感じる部分も多い都市です。

信号もある地域、ない地域まちまちなので、ジャカルタ中心地から少し外れると、手信号で交通整備をしている警察の姿をよくみかけます。

 

ジャカルタ市内での主な交通手段は?

名前利用頻度
社用車よく使う
タクシーよく使う
バイクタクシー使う
MRT
(電車)
ごくたまに使う
トランスジャカルタ
(バス)
使わない
アンコット使わない
バジャイ
(三輪の自動車)
使わない
シティツアー
(無料シャトルバス)
使わない

以上がジャカルタ市内での主な交通手段です。赴任してからは、上から順番に使う頻度が高い交通手段になります。

タクシー、バイクタクシーは専用のアプリで自分がいる位置まで呼んで目的地の玄関口まで乗せてくれるのでとっても便利です。

またタクシーは利用料金も乗る距離によりますが、10分程度乗るくらいだったら、一回200円しないくらいで乗れるのでとても使い勝手が良い交通手段です。

ただし、渋滞時間を避けないと、到着までに何時間も車に乗車していなければいけないので、注意が必要です。

では早速、ひとつずつ乗り方や特徴などを紹介していきます。社用車はドライバー付きの車なので、特に説明するまでもないので、今回は省略しちゃいますね!

その1:タクシー(Grab &GoJek)

タクシーに乗る人の画像

利便性5.0/5.0
料金一番高い(距離・時間・天気によって変動あり)
支払い方法GRAB(現金・クレジットカード・OVO)
gojek(現金・GOPAY・LinkAja)
運行時間24時間(アプリで配車予約もできる)
特徴
  • GRABアプリからはGRABタクシー(一般人の車に乗る)
  • gojekアプリからはgojekタクシー(一般人の車に乗る)、BlueBirdタクシーが呼べる

一番よく使う交通機関として、タクシーが挙げられます。タクシーには大きく4種類あり、GRAB(グラブ)と提携している一般人のドライバー、gojek(ゴジェック)と提携している一般人ドライバー、BlueBirdタクシーとその他のタクシーに分けれらます。

日本ではあまり馴染みがないと思いますが、一般人が運転している車に乗せてもらい、目的地まで連れて行ってもらうタクシーが安くて人気です。

BlueBirdタクシーはインドネシアの中で一番安心して使えるタクシーとして有名。gojekアプリで迎えにきてもらうことができます。

インドネシアでは道で呼び止めて乗車するケースは少なく、アプリで呼んで自分がいる位置まで来てもらうのが主流です。

タクシーの画像

BlueBirdタクシーの画像

一般人の運転するタクシーは料金がオーダー時に決まり、天気、迎車の時間帯によって価格が変動しますが、ブルーバードタクシーはメーター制なので、短距離はブルーバードの方が安くなる傾向にあります。

タクシーの呼び方

ではタクシーの呼び方を実際のアプリの画面を使いながら紹介していきます。

GRABとgojekというアプリがあるのですが、基本的に操作方法はほとんど同じなので今回はgojekアプリを使用して説明していきます。

乗り方の手順▼
  1. 乗り物を選ぶ
  2. 行き先を選ぶ
  3. 自分がいる場所を選ぶ
  4. 支払い方法を選ぶ
  5. タクシーが捕まるのを待つ

乗り方の手順は以上の5ステップです。

実際のアプリの画面をみながらチェックしていきましょう。

1.乗り物を選ぶ

GOJEKアプリの画像

まずアプリを立ち上げます。トップ画面がこのように表示されます。上から二段目に注目してください。「Gobike」、「GOCar」、「GOFood」、「GoBlueBird」とかかれたアイコンが並んでいます。

一般人のタクシーを呼ぶ場合は「GOCar」、ブルーバードタクシーを呼びたい時は「GoBlueBird」のアイコンをタップします。ちなみにバイクタクシーもデリバリーフードもこのアプリ1つで注文できますので、用途に応じて使いわけてくださいね。

2.行き先を選ぶ

次に行き先を入力します。地図から選択することもできますし、行きたい場所の名前を入力するもよしです。

例えばモールに行きたければ、モールの名前を入力すると、下車したいエントランス口まで選択できるので、乗車前に選択します。

3.自分がいる場所を選ぶ

自分のいる場所が出てる画像

行き先が決まったら、自分の乗車位置を選択します。

行き先が出た画像

4.支払い方法を選ぶ

次に、行き先までの経路と料金が一番下の緑色のバーにでてきます。料金を確認して、支払い方法を選びます。「CASH」と書かれた部分をタップします。

支払い方法の画像

現金以外にもキャッシュレス決済機能がついていますので、あらかじめチャージ(TOPUP)しておけば現金なしで利用ができます。

またタクシーの運転手は、お釣りを用意していないこともざらにあります。ですのでジャカルタ生活が始まったら、よく使うアプリはキャッシュレス決済ができるようにしておきましょう。

支払い方法の選択が終わったら、先ほどの画面に戻り、緑のバーを選択

5.タクシーが捕まるのを待つ

あとはドライバーが捕まるのを待つだけです。ドライバーが捕まると、「車のナンバー、車種、車の色」が表示されますので、来るのを待ちながら、車が来たらすぐに気づけるように注意しておきましょう。

以上がタクシーの呼び方です。とても簡単なので、やってみてくださいね。

その2:バイクタクシー(Grab &GoJek)

バイクタクシーの画像

利便性4.0/5.0
料金安い(距離・時間・天気によって変動あり)
支払い方法GRAB(現金・クレジットカード・OVO)
GOJEK(現金・GOPAY・LinkAja)
運行時間24時間
特徴GRABかGOJEKアプリから配車の依頼ができます。軽い渋滞なら車の間を縫って運転してくれるので車よりも早く到着することも。

タクシーの次に利用頻度が高いのは、バイクタクシーです。

大柄な男性はあまりおすすめできない乗り物ですが、小回りがきき小さな小道もスイスイ走ってくれるので、利便性が高い乗り物です。

ただし、雨の時は当然びしょ濡れになってしまうので避けたほうがよい乗り物です。

バイクタクシーの呼び方は、タクシーの呼び方と同じですのでやってみてくださいね。

その3:MRT

MRTの画像

MRTの路線図の画像

利便性3.0/5.0
料金安い(初乗り4,000IRP=32円程)
支払い方法現金・E-money/専用アプリ(DANA・OVO・gopay・LinkAja)
運行時間5:30~21:55
特徴ジャカルタの中心を抜ける電車。東京の地下鉄のように網羅制に欠けるためまだまだ利用者が少ない。

MRT 日本でいう東京メトロのような乗り物です。渋滞することなく、どの時間帯でも比較的空いているので、雨や渋滞の際に利用するのがおすすめな乗り物です。

日本と同じようにスイカのようなカードに料金をチャージして、自動改札にタッチして入っていく形となります。

カードは駅で購入でき、2種類あります。

  • Single Trip:乗車するその日に片道分をチャージして使う
  • Mulri Trip:一定金額チャージして使う。日本の電子マネーと同じ機能

MRT専用アプリを利用すると、キャッシュレス決済でもチケット購入が可能です。

タクシーのアプリとさほど使い勝手は変わらず、アプリを立ち上げ乗車駅と降車駅を選択して、支払いをするだけ。

支払いが済むと、支払い済みの履歴から、QRコードを画面表示させて改札でQRコードを読み取らせるだけです。

mrt公式ページの画像よく使う人は、アプリを利用すればほかのキャッシュレス決済とお財布をひとまとめにできますし、駅でチャージの度に窓口に並ぶ必要もありません。

その4:トランスジャカルタ(BRTバスラピットトランジット)

トランスジャカルタの画像

利便性2.5/5.0
料金安い(どこまで行っても3500IRP=30円)
*カードがない場合は40,000IRP=370円支払いカードを購入する
支払い方法E-money
運行時間5:00-22:00(3分おきに発車)
特徴ジャカルタ市内をめぐるバス。料金が安いが混雑時はスリなどに注意が必要な乗り物。

いつも渋滞のジャカルタ市内ですが、トランスジャカルタは専用路線を走るのでスムーズに移動することができます。

いくつも路線があり、ジャカルタ内を駆け巡るように走っています。ピンク色のバスは女性専用車両なので、男性は乗車しないようご注意ください。

BRT路線図の画像

日本のバスと少し違うところは、バスの改札口があるところ、バス停は電車の駅のようになっており、乗車前と乗車後にe-moneyという電子マネーカードをタッチして入ります。

朝と夕方の通勤ラッシュの時間帯は非常に混雑します。スリの被害があったという声あがる乗り物ですので、混雑時の乗車は避けるべきだといえます。

公式アプリからはオフラインでもみれる時刻表が確認できるので、利用する予定のある人はダウンロードしておくといいです。

その5:アンコット

アンコットの画像

利便性1.0/5.0
料金安い(4000IRP=約32円)
支払い方法現金
運行時間都度発車
特徴出発地とゴール地点しか決まっていないので、運転手に目的地を伝える

バンを改装したような乗り物です。

エアコンはついておらず、窓やドア開けっ放し運行します。短距離の移動向けの乗り物になり、インドネシア人には欠かせない乗り物。

下車するときに運転手に直接お金を支払います。ただし、スリなどの被害の案件も一定数報告されているため、女性一人での乗車や旅行や観光目的で乗車するのは避けましょう。

出発、到着の時間が読みづらいため、ジャカルタ生活では利用頻度はほとんどないといえます。

その6:バジャイ(Bajaj)

バジャイの画像

利便性1.0/5.0
料金安い(交渉次第)
支払い方法現金
運行時間都度発車
特徴乗車時に運転手に目的地を伝えて価格交渉する。

ジャカルタ市内をゆったりと観光したい方、短距離の移動におすすめの乗り物です。

エアコンはなく、2人まではギリギリ乗れるスペースが後部座席に用意されています。

乗車前に行き先を伝えて、価格交渉して乗車する流れとなります。おそらくこちらも、乗車する機会はほとんどないのではないかと、思いますが紹介まで。

その7:シティツアーバス(CITY TOUR BUS)

シティツアーのバスの画像

利便性2.5/5.0
料金無料
運行時間月:9:00~19:00
土:9:00~23:00
日:12:00 ~19:00
(20分間隔で運行)
特徴ジャカルタ市内をめぐるバス。無料で乗れる上に、添乗員も付いている2階建のバスです。観光にぴったりのバスです。

ジャカルタの観光スポットをめぐるバスで、無料のバスです。無料ですが、エアコンも効き添乗員もついている太っ腹なバス。

FDTJ(Greater Jakarta Transportation Discussion Forum)とも呼ばれるバスです。

全部で6つのルートを20分間隔で走っています。28車程度のバスが常に運行しているので、観光目的であれば重宝する乗り物です。

該当のバス停で待っていればバスがくるので、バスが来たら乗り込むだけといたってシンプルです。

バス停の情報画像がこちらです。

バスの路線図の画像

 

渋滞のピーク時間&渋滞頻発地域を確認!

渋滞の画像

世界一ひどいと言われるほどの渋滞情報に触れておこうと思います。

ジャカルタは道路の整備が圧倒的に遅れています。通勤時間となる朝は8:00頃から10:00は非常に混雑し、夕方は17:00から19:00頃までが渋滞のピークとなります。

Googleマップで渋滞情報がリアルタイムで確認することができます。
交通情報googlemapの画像
弊社だけかもしれませんが、渋滞状況を加味して朝は10:00までに出勤すればOKというルールがあるほど。

渋滞を避ける手段としては以下のポイントに注意しておくといいといえます。

  • 会社の近くに住む
  • ピークの時間帯を避けて出勤、または退勤する
  • MRTで家の近くまで帰りそこからタクシーを呼ぶ
  • 退勤後は会社の近くで食事を済ませてから帰宅する
  • Kindleは必ず携帯し渋滞に備える
  • スマホのポータブル充電器は忘れず携帯する

 

渋滞は平日毎日発生します。抗ってもすぐに解消する問題ではないので、渋滞の時間はゆっくりお茶でもして帰るなど心の余裕を持って行動したほうがよいといえますね。

何か大切な用事があるときは、渋滞発生前に移動しておくように気をつけましょう。

土日も渋滞は発生するの?

はい、します。

土日も渋滞しますが、渋滞する場所が変わるのでそのポイントを抑えておきましょう。

土日は大きなモール付近は混雑し、タクシーを捕まえるのもやっと!という状況になります。

インドネシアで一番大きなモール Grand Indonesia(グランドインドネシア)では土日になると、タクシー待ちの長蛇の列ができます。

土日はモールでサーカスなどの催し物をやっていたりするので、モールに人が集中するのがジャカルタの土日の特徴です。

ですので私の休日はもっぱら、近所のカフェでゆっくり過ごす。こんな感じになっています。

おまけ:渋滞している時にトイレに行きたくなったら?

  • 一番近くのトイレがあるところで止まってもらう。
  • とにかく我慢する。

解決方法としてこの2つかなと思います。何を隠そう、私自身ジャカルタの渋滞の恐ろしさをまだ知らない時期に、渋滞ピークタイムど真ん中にタクシーに乗ってしまったことがありました。

そんな中、急に尿意が!冷や汗かきながら、運転手にトイレ、トイレ!と伝えると、近くのマクドナルドに止まってくれました。

なんとか間に合いましたが、渋滞がからむと普段15分程度しかかからない場所も1時間以上かかることもざらにあります。

乗車の際は時間を意識して、そしてトイレを済ませてから乗車しましょう。

まとめ:ジャカルタ市内の移動手段&渋滞情報まとめ!

まとめ▼
  • 駐在員のジャカルタでの主な交通手段は社用車かタクシー!
  • タクシーやバイクタクシーはGRABかgojekアプリを使って呼ぼう!
  • ジャカルタの交通手段での決済はキャッシュレス決済がおすすめ!
  • 目的に応じて様々な交通機関を使いこなそう!
  • ジャカルタは毎日渋滞が発生します!googlemapで渋滞情報を確認しよう!

では今回は、ジャカルタ生活で使える便利な公共交通機関をまとめて紹介してきました。

専用のアプリが開発されていたりと、なかなか便利です。

今回紹介した手順を参考にしながら、ぜひご自身のスマホにダウンロードして操作してみてください♪

今回多くの交通機関で使えると紹介した、e-moneyやgopayなどのジャカルタの便利なキャッシュレス決済や持っていくと得するクレジットカードについては、ほかの記事でまとめていますので関連記事からご確認ください。